※掲載内容は本特集リリース時期(2014年4月8日更新)の情報です。内容が変更となる場合がありますので、事前に必ずお問合せください。あらかじめご了承ください。

2014年は「松尾芭蕉生誕370年」
「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行かふ年も又旅人也」―
あまりにも有名な書き出しで始まるこの紀行文「奥の細道」は、徳川幕府が繁栄を極めた元禄時代の俳人・松尾芭蕉によって書き記されました。
大垣市は、松尾芭蕉がこの「奥の細道」の旅を終えた「むすびの地」として広く知られ、年間を通じて「松尾芭蕉と俳句」をテーマにしたイベントや俳句教室などが盛んに行われています。
2014年は、この偉大な俳人・松尾芭蕉翁の生誕370年の年。
さらに大垣が誇る「奥の細道」ゆかりの風景地、「船町川湊」が国の名勝に指定され、今年、大垣市はますます“芭蕉”で熱く盛り上がります。記念シンポジウムやお祭りなど、盛りだくさんのイベントが開催されますよ!
芭蕉翁生誕370年という新たな節目を期に、芭蕉ゆかりの大垣から全国へと、改めて俳句の魅力を広く伝えていきたいですね。
皆さんもこの機会に、俳句の世界を味わってみませんか?(o^-^o)
芭蕉と大垣
1644年〜1694年(正保元年〜元禄7年)
伊賀国上野(三重県上野市)出身。人生を旅とし、その旅を俳諧に現した俳人。紀行文「奥の細道」の著者。
自然や庶民生活の詩情を余韻豊かに表現する、蕉風俳諧(しょうふうはいかい)を打ち立てました。

芭蕉が初めて大垣を訪れたのは、1684年(貞享元年)、芭蕉最初の紀行文「野ざらし紀行」の旅の途中、北村季吟の相弟子であった俳友・谷木因を訪ねたときのことです。
当時の大垣は、大垣城主戸田公の文教奨励もあり、谷木因の指導の下で俳諧がとても盛んでした。
その大垣俳壇に芭蕉が与えた影響は大きく、その後の「奥の細道」など合わせて4度芭蕉が来訪する中で、「蕉風」俳諧は急速に広がっていきます。
全国に通じる交通の要所であった大垣は、舟で伊勢国 桑名とも直結していました。伊賀上野出身の芭蕉にとって、全国を旅する上で非常に便利な地だったのです。
永遠の旅人である芭蕉から見て、江戸時代の文化都市・大垣は、旅をするにも滞在するにも居心地のよい場所だったのですね。
「奥の細道むすびの地」が国名勝「おくのほそ道の風景地」に指定されます!
国は、松尾芭蕉とその弟子の曾良(そら)が『おくのほそ道』の作品に書きとめた風景を、近世・近代を通じて人々の風景観に影響を与え続け今なお往時の雰囲気と遺風を伝える一体の風致景観であるとして、国名勝「おくのほそ道の風景地」を指定しています。
大垣船町川湊〔岐阜県大垣市〕
今回の指定では、大垣が誇る風景地「
船町川湊」をはじめ、全国13か所が国名勝「おくのほそ道の風景地」に指定されました!
大垣市内で「国名勝」への指定は、今回が初ですよ(o=゜▽゜)
おくのほそ道の風景地
国指定名勝 |
所在地 |
草加松原 |
埼玉県草加市 |
ガンマンガ淵(慈雲寺境内) |
栃木県日光市 |
八幡宮(那須神社境内) |
栃木県大田原市 |
殺生石 |
栃木県那須町 |
黒塚の岩屋 |
福島県二本松市 |
武隈の松 |
宮城県岩沼市 |
金鶏山 |
岩手県平泉町 |
高館 |
岩手県平泉町 |
象潟及び汐越 |
秋田県にかほ市 |
親しらず |
新潟県糸魚川市 |
有磯海(女岩) |
富山県高岡市 |
那谷寺境内(奇石) |
石川県小松市 |
大垣船町川湊 |
岐阜県大垣市 |
奥の細道むすびの地記念館に行ってみよう!
「大垣市船町川湊」のすぐ西側に建つ「奥の細道むすびの記念館」では、松尾芭蕉の人物像や旅に生きた生涯、そのほか大垣の歴史を一度に振り返ることができます。皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
「おおがき芭蕉生誕370年祭」記念イベント情報
「国名勝指定記念シンポジウム」

国指定名勝「おくのほそ道の風景地」を生かしたまちづくりについて話し合うため、「近藤誠一 前文化庁長官」の記念講演会をはじめ、文化庁担当者、学識経験者、関係市町の参加によるシンポジウムが開催されます。
「国名勝指定記念 おくのほそ道の風景地 フォトストリート」

奥の細道むすびの地記念館などの文化施設や中心市街地の空き店舗などを利用し、国名勝「おくのほそ道の風景地」の魅力を写真や映像で紹介します。スタンプラリーも実施していますよ!5会場以上巡った人には、お茶やお菓子のおもてなしサービス(1回のみ)。また、獲得スタンプに応じて、抽選で関係市町の特産品が当たります。
大垣のまちを歩きながら、「おくのほそ道の風景地」をのんびりと巡ってみませんか?
「国名勝指定記念 おくのほそ道の風景地 スタンプラリー」

大垣が誇る風景地「船町港跡」が国の名勝に指定されたことを記念し、今回指定を受けた10県13か所の国名勝「おくのほそ道の風景地」を巡るスタンプラリーを行います。
美しい風景地を巡りながら、芭蕉が旅をした往時の風景を感じてみませんか。
【ラリーカード】
奥の細道むすびの地記念館、各スタンプ設置場所、各地の観光案内所などで配布
【参加賞】
5か所以上……参加者全員に絵葉書セット
【Wチャンス賞】
5か所以上……抽選で30人に各地の特産品
【踏破賞】
13か所すべて……全員に大垣市の特産品
【引換場所】
奥の細道むすびの地記念館
「第9回企画展 芭蕉真筆でたどる『奥の細道』(3)
〜旅心定まりぬ そして奥州路へ〜」

この企画展では、芭蕉の詩心をふるわせた奥州路の旅を、ゆかりの芭蕉真筆などを楽しめます。
また、3Dシアターの新番組「奥州路編」も3月29日から上映中です。
「国際俳句講演会」

「Haiku」として海外でも多数の愛好家がいる俳句について、駐日スウェーデン大使のラーシュ・ヴァリエ氏による講演会が開催されます。
俳句づくりを楽しんでみよう!
これから初めて俳句を作るという方は、基本的なルールなどを知りたいと思われるのではないでしょうか。ここでは初心者の方を対象に、俳句の作りに必要な基礎知識や上手に作るテクニックなどをご紹介します。ご参考にどうぞ!
<そもそも俳句とは>

俳句とは、季語を入れた「五・七・五」の17音で詠む短い詩のことです。
<基本ルール>
- 「五・七・五」の17音で詠みます
固有名詞が動かせない場合などは1音、2音多くても少なくても大丈夫です。
- 季語を入れます
一句の中に季節を表す言葉(季語)を1つ入れます。
【春の季語】
桜、梅、菜の花、クローバー、麗らか、立春、風船、入学など
※上記の松尾芭蕉の俳句の例では「蛙」が春の季語となっています。
※俳句で用いる季語は、「歳時記(書籍)」にまとめられていて、季語の説明や用い方などが載っています。
※ホームページにも「歳時記」があり、季語を調べることができます。
インターネット歳時記
季語と歳時記
俳句歳時記
- 切れ字を入れます
気持ちを表すのに切れ字を使うと俳句らしさがさらにアップします。「や」は呼びかけ、「かな」は感動、「けり」は断言するような強い調子を表現するのに効果的です。
(例)【切れ字の使い方】
むすびの地 川いっぱいの 桜です → むすびの地 川いっぱいの 桜かな
俳句づくりを学ぼう!
<こども俳句教室>

大垣市内の小中学生を対象に、俳句作りの基礎を学ぶことができる教室が開催されます。俳句の魅力や俳句作りの楽しさを知ろう。
年間8回の活動予定(土曜日、日曜日など)
奥の細道むすびの地記念館や大垣公園・大垣城・郷土館等を見学しながら俳句作りを行います。今年は芭蕉生誕370年事業として、芭蕉出生の地伊賀市の子ども達との相互交流を行うため、10月12日(日)に伊賀市の芭蕉祭に俳句吟行をし俳句交流を行います。
みんなの作品を参考にしよう
俳句作りに困ったら

「俳句を始めたい」「うまく作れない」などと悩んでいる方は、気軽に俳句指導員に相談してみましょう。次の場所で随時相談を受け付けされています。
作った俳句を投句しよう!
自分が作った俳句を投句してみてはいかがでしょうか。
俳句づくりに親しむために十六万市民投句が開催されてます。
市内外問わず誰でも参加できて題も自由!
あなたの力作を投句してみましょう!
※詳しくは各お問い合わせへお問い合わせください。
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