トップページ > 寺院情報 > 第九番札所 阿梨耶山 弓削禅寺

第九番札所 阿梨耶山 弓削禅寺

第九番札所 阿梨耶山 弓削禅寺

寺院紹介

 西美濃三十三霊場第九札場。弓削禅寺(ゆげぜんじ)は、8番・善南寺から北へ約5km、池田山麓の寺院群の中で最も標高の高いところにあり、すばらしい眺望が楽しめる。遠く頂に雪を乗せた伊吹山まではっきり見える境内で在る。花の里としても知られる弓削禅寺は、2万本とも言われるアジサイが特に有名で、6月頃は寺の中も外もアジサイに覆い尽くされる感があり、見応え充分。それ以外に春の桜、初夏のさつき、秋には紅葉と、自然を楽しむ絶好のスポットと言える。池が造られ水音が絶え間なく聞こえて参道の工事音も消える。裏山に竹林が見える池には瀧が造られ道中の桜並木も瀧で終わり、境内に枝垂れ櫻があり、桜の季節は賑わう寺である。

お寺の御朱印 お寺の写真 お寺の写真

基本情報

宗派 臨済宗
本尊 馬頭観音菩薩
創建 弘仁8年(817年)
開祖 伝・最澄伝教大師
ホームページ

歴史

 弓削禅寺はかつて、伝教大師最澄が美濃安八にきたとき、池田山の上に連日紫雲がたなびくのを見て不思議に思い、この場所を訪れた。すると、湯気の出ているところに温泉を見つけ、試しに錫杖(しゃくじょう)を差し入れて探ってみたところ、忽然として馬頭観音像が湧出した。弘仁8年(817年)、この観音を安置するため草菴を結び、阿梨耶山湯華寺と号したのが、弓削禅寺の始まりと伝えられている。現在もご本尊は馬頭観音菩薩。馬頭観音にあやかってか、池田町では草競馬が盛んだった。特に弓削寺の草競馬は昭和30年頃まで行われていた。弓削寺の馬頭観音は今でも馬に関係のある人々に信仰されている。
 応徳年間(1084年~1087年)白河法皇が谷汲山に参拝し折病気となり、この湯華寺の湯につかったところ完治したという逸話が残っている。その時白河法皇から「弓削寺」を授かり、湯華寺から弓削寺に寺号が変わったとされている。

交通アクセス

【アクセス情報】
住所  : 岐阜県揖斐郡池田町段739
連絡先 : 0585-45-3804
アクセス:
  • 近鉄揖斐線 揖斐駅下車,車で10分