本文へジャンプ
ホーム > 学校長あいさつ

学校長あいさつ

  ご挨拶

 昨年度から大垣南高校同窓会理事の皆様と仲良くさせていただく中で、この1年に本校の同窓生の方とお会いする機会が何度かございました。
 まずは、令和4年7月24日に大垣市スイトピアセンターで開催された第57期生加藤大輝さんの音楽コンサートを鑑賞させていただきました。加藤さんの祖父であられる臼井惣一様は岐阜県卓球協会の重鎮で、私が卓球部顧問をさせていただいた時にかわいがっていただき、臼井様から「うちの孫が大垣南高でお世話になったのも何かの縁だから」とご招待いただきました。マリンバという打楽器を見ること聴くこと自体が初体験でしたが、何とも幻想的な演奏でありました。
 次に、12月3日には大垣市上石津町での同窓会企画「自然薯掘り&お芋パーティー」に参加させていただきました。池井常務理事の耕作地をお借りして、芋掘りだけでなく熟成肉の土管焼き、シイタケのてんぷら、すりたての自然薯掛けご飯などを食し、最後は「持ってけ、ドロボー!」くらいのノリで野菜や自家製米といったお土産もたくさんいただきました。実は私の家内の実家がこの上石津町下山にあるというこれまた不思議なご縁があり、実家のお母さんが「元(がん)ちゃんは気前のええ、ほんといい人やでねえ」と言われた通りの池井さんの奮闘振りでした。何組かの同窓生の方も家族連れで参加されていて、子供たちが走り回ったり川でイモリを捕まえたりと、自然を満喫する光景に温かいものを感じました。個人的には、自然薯の芋すりを山田会長が子供たちに声を掛けながら教えておられた姿が微笑ましかったですが……。
 そして、年末の12月24日の夕方、この日は朝から東海地方も大雪となり各地で交通障害も起きた日でしたが、第15期生で日本美術院会員、日展常務理事であられる日本画家の巨匠土屋禮一先生が本校まで足を運んでくださいました。安田同窓会副会長から「毎年末にOKBが主催する少年水彩画展の審査をされるため帰郷されるので、一度お会いしてみたら」とご縁を作っていただきました。2時間ほどの学校滞在の中で、土屋先生は本校美術部での思い出や特に当時の養老町の街並みを振り返っておられ、「何事も続けることが大切」とおっしゃられたのが印象的でした。校長室に飾ってあった絵画の一つが土屋先生ご自身の作ではないということがわかり、慌ててその絵を外させていただいたのも思いもよらぬハプニングでした。その後も先生は東京からサイン入り画集を学校へ送ってきてくださいました。
 他にも8月の同窓会総会に合わせて「南美展」の企画でご尽力いただいた第21期生大垣美術家協会久野悟理事長様、第24期生西脇義照副理事長様、自然科学部のOB会の方もご来校いただくなど、多くの同窓生の方々が卒業後も大垣南高校を大切に思っていただいていることが身を持ってわかりました。
 今年度も多くの南高同窓生の方々とお会いできることを楽しみに、校務に励もうと思っております。今後とも在校生のためにご支援ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
学校長 川瀬 英樹写真