美濃赤坂の虚空蔵[こくぞう]は、三大虚空蔵のひとつで、「福徳知恵」の仏様として知られています。開運や商売繁盛などを祈願します。
1月12日・13日には縁日「初こくぞう」が行われ、護摩木を燃やして福徳・知恵・技芸上達を祈願します。
十三参りの知恵や福徳を授かるために虚空蔵菩薩に参詣する「知恵詣り」でも有名な神社です。
明星輪寺では、ユニークな絵馬やお守りを購入することができますよ。
- 縁結絵馬 明星輪寺の境内には縁結び地蔵があります。
- 厄落絵馬 厄を落とす絵馬。中の厄をはずして奉納します。
- ランドセル御守り 通学安全のお守り。そのほか、明星輪寺のご本尊である虚空蔵菩薩「福徳・知恵・技芸上達」のご利益も。
- 安眠健康御守り 睡眠は食事とともに健康の元と云われ、人生の三分の一は眠りについています。安心して眠りにつき幸せな夢を見られますように。
初こくぞう 1月12日〜13日
本尊「虚空蔵菩薩」の縁日は毎月13日ですが、年が変わり最初の縁日を「初こくぞう」と呼んでいます。明星輪寺は宵の虚空蔵とも呼ばれ、前日12日夕方からの宵参り参拝者も多くみられます。
甘酒のお接待は、12日は9時〜21時、13日は9時〜14時頃まで受ける事ができます。よく当たるといわれるおみくじも有名ですよ。
また、12日19時から行われる柴燈護摩[さいとうごま]では火渡りが出来ます。
- 2019年1月12日9時〜13日 20時頃
- 金生山明星輪寺
- ■屋台/あり
■交通規制
12日/9時〜22時まで麓から通行止めの為、徒歩にて参詣となります。
13日/門前まで車両通行できます。
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皆さんは寺社で「ご朱印」をいただいたことはありますか? いま、この「ご朱印」の魅力が話題となっています。
ご朱印は、寺社からいただく「お守り」としての魅力のほか、寺社ごとの個性あふれる筆づかいや押し印などアートとしての側面から好んで集める人も多くいます。
●そもそもご朱印とは
ご朱印は本来、参拝者が「写経」をお寺に納めた際に頂く印でした。
それがいつの頃からか(一説には江戸時代後期ともいわれています)納経しなくても参拝の証しとして頂けるようになり、これがやがて神社にも広がり、多くの寺社で頂けるようになりました。
ご朱印は、御守やお札と同様に神仏や寺社名が書いてありますので、御本尊や御神体の分身と同じように大切に扱いましょう。
※記念のスタンプとは異なりますので、ご注意ください。
●御朱印帳を選ぼう
・ジャバラ式
最初のページから順番に書いてもらいます。広げて一覧することができます。比較的厚い紙が使われているため、裏写りせず、表が終わったら裏に書いてもらうといった使い方もできます。
・ひも綴じ式
ひも綴じ式の場合後で並べ替えができるメリットがあります。比較的薄い紙が使われているため裏写りする場合もあり、表面だけを使うのが一般的です。霊場巡りで使われることが多いようです。
毎年、初詣に行って新しい年の干支の絵馬を求める方が多いのではないでしょうか。
絵馬(えま)は願い事を書いて納めて来るのが本来ですが、美しい柄のものは手元に置いて飾りたくなります。
絵馬は昔、雨乞いなどに馬を寄進する代わりに馬を描いた額を奉納したのが始まりと言われています。能の『絵馬』に、年頭に雨を求めるなら黒馬、雨が繁くないことを求めるなら白馬の絵馬を掛ける話が出てきます。それからさまざまな願い事や、それが叶った感謝を表現する絵馬が社寺に掲げられるようになりました。古いものには資料的な価値があり、それを保存する絵馬殿が設けられているところもあります。南宮大社は金属に縁のある神社なので、大会社が奉納した新しい額も飾られています。
また四国の金比羅さんや海と川の港近くの神社には、持船の絵を描いて航行安全を祈願した船絵馬(ふなえま)が奉納されています。江戸時代の和算の大家たちが、自らが発見した解法を誇示し、また難問を提示した算額も、絵馬の一種と言えるでしょう。明星輪寺には県の文化財になっているものがあります。
ところで絵馬はこの国だけのものではありません。
ずっと以前、まだユーゴスラヴィア国が健在だったころに、アドリア海に面したかつての海洋国家、ドブロヴニクの博物館で、たくさんの船絵馬を見たことがあります。地元の聖堂に奉納されたもので、ほとんどが海難に遭ったとき、マリア様に祈って助かったことを感謝するものでした。港町マルセイユの聖堂にも、そうした船絵馬がいっぱい飾られています。
いま日本の社寺が用意する小さな絵馬は、大量生産品ではあるものの、柄に一工夫あるものが多くてコレクターズアイテムになっています。その上部が多く山型になっているのは、昔の大きな絵馬に屋根が付いていた名残です。実は私も以前、気に入った絵馬を集めていました。一番好きなのは東大寺二月堂のもので、司馬遼太郎の『街道を行く』週刊朝日連載の挿絵を描いた須田剋太(こくた)画伯が、修二会(しゅにえ=通称お水取り)の際に須弥壇(しゅみだん)を飾る筒咲の椿の造花を一輪、描いています。京都の下鴨神社の葵祭の大ぶりの絵馬も、風流傘(ふりゅうかさ)の描写が美しくて印象に残りました。この近くでは、御神木が白玉椿の南宮大社の椿の絵馬が珍しい円形で、いくつもの花が配されてきれいです。
東大寺二月堂の絵馬
須田剋太画伯(1906-60)筆のお水取椿
金刀比羅宮の絵馬
冷泉為恭=れいぜいためちか(1823-64)筆の駒迎図。
金刀比羅宮には為恭の作品がたくさん所蔵されており、これは彼が描いた絵馬を写したもの
東大寺の新年(申年)の絵馬
杉本健吉画伯(1905-2004)筆の猿の三番叟