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独身男女の出会いの場を演出する「大垣市かがやき婚活プロジェクト」会長、小川 恒夫さん(58)

大垣市かがやき婚活プロジェクト会長 小川恒夫さん 「市民のみなさんにも好評で4年もやってこれた。参加者の中には、結婚してすでに子供も誕生したカップルもいる。その結果、新しい大垣市民も増えた。これも支えてくれたメンバーや協力していただいた多くの人たちのお蔭。感謝しています。今後も元気な大垣づくりに協力していきたい」と意欲的だ。
 婚活プロジェクトは、「子育て日本一」を目指す大垣市から、「結婚を希望する独身男女の出会いの場をつくってほしい」と依頼を受けた小川さんが、大垣市青年のつどい協議会や大垣夢ある女性の会などの青年団体や女性団体のOBや現役会員ら約30人のメンバーとともに2010年4月に結成。小川さんが初代会長に就任した。「依頼を受けた当初は何をやってよいか分からず、1年目は会議だけでも約20回も開いた」と当時を振り返る。

 その年6月に水都・大垣市にちなんだ「スイーツパーティー」を開催したのを皮切りに、バーベキュー、クリスマス、バレンタインなど、会場やイベントに合わせた「婚活パーティー」を開いてきた。毎回多くの申し込みがあり、参加者は抽選で選んできた。昨年8月からはより多くの人に参加してもらえるように、商店街とタッグを組んだ「街コン」(元気ハツラツ!大垣コン)も始めた。今年6月末までのイベント回数は20回。応募者は3362人。参加者は1811人。成立カップルは93組。このうち、結婚したのは15組。第1組は11年10月に結婚。昨年8月には女児も誕生している。「第1組の結婚式には小川敏市長に結婚のお祝い品を持って臨席してもらい祝福の言葉をかけてもらいました」と笑顔で話す。

 「街コン」は、今年2月に続き、8月10日に第3回目を開催。結婚を希望する人だけでなく、「結婚はまだ先。でも異性とは知り合いたい」と言う人も含め約400人が参加。協力した市中心部の飲食店11軒を回り、おいしい料理を食べたりお酒を飲むなどして自由に語らった。飲食店も「地域貢献に協力したい」「店を知ってもらいたい。次も来てくれれば」と積極的に応援。普段は人通りが少ない大垣駅通りが当日は若者たちでにぎわった。

 9月7日には「ガーデンパーティー」を開くほか、11月2日には、秋のスペシャルイベントと題した「奥の細道縁結び・出会い婚」を計画している。婚活バスツァーで楽しいトークやおいしいランチのほか、終着地の「奥の細道むすびの地記念館」では、とっておきの企画が予定されているという。

 プロジェクトでは、同記念館周辺を「縁結びの聖地」と名付けており、むすびの地の住吉神社には、松尾芭蕉がこの地で詠んだ「蛤(はまぐり)のふたみに別れ行く秋ぞ」にちなみ、貝合わせに見立てた布で包んだ「はまぐり」が結びつけられるようになっており、婚活でカップルとなった人たちらが願いを書いてつるしていた。

 「企業や労働組合にもイベントのチラシを食堂や壁に掲示したり、配布するなどして協力していただいている。これからも企業や団体からも智恵をお借りするなど、『婚活のまち・大垣市』を目指して活動の輪を広げていきたい」と小川さん。メンバーたちは「小川さんは優しくて、率先して行動する人」と、信頼を寄せている。
2013.09.01(子林 光和)

今回の西美濃な人

小川 恒夫(おがわ つねお)

文具・事務用品販売会社「小川商店」社長。趣味は映画観賞。特に洋画が好き。カラオケを歌うことも好き。健康法は体を動かして汗をかくこと。大垣市青年会議所副理事長や大垣市青年のつどい協議会長、大垣南高校同窓会副会長、大垣市環境市民会議副会長などを歴任。大垣市錦町で妻と長男の3人暮らし。


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