西濃圏域の園や学校に伺うと、先生方から「ひまわりからのメッセージは、いつ書かれるのですか。」「何故、手書きなのですか。」と、よくたずねられます。「きっと私はこだわりが強いんですよね。頑固ですし・・・」と答えながら通信をいつから書き始めたのだろうかと、ふと思うことがあります。私が大垣市に奉職したのが二十五歳で、翌年から何らかの形で書いていますから、何十年ものこだわりです。でも、毎回何を書こうかと頭を悩ませてはいるのです。
皆さんは、考え事をなさる時、どんな方法をとられますか。私は昔から草取りをするか、教材作りをするかどちらかでした。今はひざが少し弱ったので草取りは夫に頼んで、教材作りならぬ栞作りをしています。
実は、圏域センターの仕事は、ひまわり学園在職中に県から委託されてやっていましたが、十年前にNPOを起ち上げることになって、引きつづきセンターの仕事をやりつづけています。経営など無知な私のこと、事業主としての責務を担うことになろうとは全く考えてもいなかったのでしたが、人生ではじめて経験することが多々ありました。センター業務は県費でまかなえますが、備品や事務所代などは県費を使うことができず、困っている私たちを多くの方々が賛助会員として支えて下さってこの十年を乗り切ることができたのでした。
会員になって下さる皆さんに感謝しかありませんが、何かお返しできるものはないかと考えた結果、星野富弘さんの絵葉書をもらっていただくことにしたのでした。そして、絵葉書が入っている封書の絵も何かに利用できないかと考えた末に栞にすることにしたのです。絵を切り抜きラミネートするのはなかなか楽しいものです。
さて、栞は出来上がりましたが、メッセージの内容は頭の中でまだまとまっていません。仕方なく庭に出てみると、紅紫色の萩が目に入りました。酷暑の中でも、植物はもう次の季節の準備をしているのです。
もしかすると、私たち人間だけが、今の楽しさだけを追求しているのかもしれませんね。傍を猫がすり抜けて行きました。
2026.7.13 発行