私が「西濃圏域発達障がい児療育地域支援センター」(通称:西濃圏域発達支援センター・ひまわり)の専門支援員を引き受けて4年目になりました。
昨年まで32年間を過ごしたひまわり学園の業務を退き、今年度からは支援センター業務に専念することになりました。連携という立場から、大垣市社会福祉課の発達支援担当として、また、西濃圏域発達障がい専門外来のいかわクリニックの心理士としてなど、いろいろな機関で関わりを持っていくことになり、学園時代よりも幅広く動き回ることになりそうです。
とりあえず、「はじめまして。どうぞよろしく!!」
さて、東日本大震災から1ヶ月が経ちました。未だに行方不明の方も多く、テレビや新聞が日々伝える映像や記事を前に、私たちに一体何が出来るのか・・・・と心痛む毎日です。
私はあの地震の時、N小学校の二階にいて揺れがおさまるのを待ちましたが、まさか東北であのような惨事が起きていようとは思ってもいませんでした。地震の後、発達障がいのお子さんたちの様子はなかなか伝わってきませんでしたが、厚生労働省は支援のための通達を出し、避難所生活になじめない子どもたちのための支援を呼び掛けていました。
見通しが立たないことや、不意の出来事に不適応を起こしてしまう子どもたちに対する防災の備えについて、私たちは余りにも無知ではないでしょうか。もちろん被害に遭われた方々全てが支えを必要とされていますが、ことばで説明されても理解が難しい子どもたちは、きっとパニックを起こしているだろうと思うと、ここでこうしている自分がいたたまれなくなってきます。
今年も学園の桜は満開です。精一杯咲く花を見上げながら、私たちも自然の一部であり、社会の一員として、今、自分に出来る事を精一杯やることしかないのだ・・・と思っています。
2011.4.12 発行