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第十四番札所 影向山 善学院

第十四番札所 影向山 善学院

寺院紹介

 西美濃三十三霊場第十四札場である、善学院(ぜんがくいん)は、岐阜県安八郡神戸町にある天台宗の寺院である。正式名は神護寺善学院。山号は影向山。神護寺ともいう。
 かつての日吉神社の別当寺であり、現在も日吉山王祭でも重要な役割を果たしている。
 この地は、かつての比叡山延暦寺の荘園平野庄(平野荘)であり、延暦寺及び天台宗との関わりは深い。
 本堂の地蔵菩薩像は小野篁作による像という。
 高い寶篋印塔を前に本堂があり、参道の中程に元三大師堂が大きく建っている。本堂御本尊は阿彌陀如来であるといい、右に聖観音菩薩を祀り、左に子安地蔵菩薩を祀っている。寶物を納める寶物堂が白壁で建ち見上げる鐘楼は芸術品である。

お寺の御朱印 お寺の写真 お寺の写真

基本情報

宗派 天台宗
本尊 阿弥陀如来(聖観音)
創建 伝・弘仁8年(817年)
開祖 伝・安八太夫安次
ホームページ

歴史

 寺伝によれば、平野庄の安八太夫安次が娘の夜叉姫の病気平癒を願い、最澄(伝教大師)に加持祈祷を依頼する。このことで夜叉姫の病気が完治したことから、安八太夫安次は帰依し、817年(弘仁8年)、寺院を寄進したのが始まりという。近くの下宮地区の勧学院も同様の由来を持つ。夜叉姫は後に龍神に嫁ぐこととなる。 嵯峨天皇の時代、平野庄日吉神社の別当寺となり、神護寺の名を受ける。良源(元三大師)により神護寺内に善学院が建立される。

交通アクセス

【アクセス情報】
住所  : 岐阜県安八郡神戸町神戸978-1
連絡先 : 0584-27-3786
アクセス:
  • 近鉄揖斐線 広神戸駅下車徒歩15分