平成１４年９月２６日（木）午後６時１５分開演

大垣市スイトピアセンター 文化ホール

大垣演劇鑑賞会の９月例会で、幹の会＋リリック．プロデュース公演「リア王」が上演されます。

この作品は、みなさんご存知の方も多いと思いますが、シェイクスピアの四大悲劇の最高峰で、平幹二朗がリア王を演じます。　リア王は高齢を理由に王位の退位を決意します。３人の娘に平等に王国を分割しようとして、それぞれの娘に親への愛情を試したことから、老王の悲劇が始まる有名なお話を、主演の平幹二朗自身が演出したお芝居です。
リア王役の平幹二朗を支える脇役陣も、新橋耐子（ゴネリル）・勝部演之（ケント伯爵）・一色彩子（リーガン）など、豪華キャストでアンサンブルもバッチリ！　
注目は、平の息子の平岳大がエドマンド役を演じ、親子共演が初めて実現するのも魅力の一つです。（必見！）

（ＳＴＯＲＹ）
リア王は高齢を理由に王位の退位を決意する。　三人の娘たちに等しく領地を分け与え、自らは隠居すると言い渡す。　条件として、それぞれが父である自分をどれくらい愛しているかを問い質す。　長女のゴネリルと次女のリーガンは言葉巧みにリアへの愛を誓い、豊かな財産を手に入れる。
しかし、末娘のコーディーリアは自分の気持ちを素直に伝え、リア王の怒りを買う。　激昂したリアはコーディーリアと親子の縁を切り、永遠の絶縁を申し渡す。　忠臣ケント伯爵はリアを諫めるが、逆にリアの逆鱗に触れて国外追放となる。　しかし、その場に居合わせたフランス王はコーディーリアを妻に迎えることを決意する。
悲劇の幕開けを尻目に、二人の姉は先刻のリアへの賛辞はどこへやら、リアを始末する策を話し合う。
一方、リアの重臣のグロスター伯爵の城を暗雲が漂い始めていた。　私生児として生まれたエドマンドが父グロスターの地位と財産を狙って、嫡子である兄エドガーを陥れようとしていたのである。　エドマンドの謀略によって父親殺しを企んでいるという濡れ衣を着せられたエドガーは、気違い乞食に姿を変え荒野に逃亡する。
手のひらを返したようなゴネリルとリーガンの仕打ちに絶望の淵に突き落とされたリアは、正気を失い、娘たちへの激しい呪いの声をあげながら、ひとり荒野にさまよい出ていく。
そんなリアの身を案じ後を追うのは、道化と姿を変え密かに従者となったケントだった。　リアの窮状を憂えたグロスターはリアの救出に手を貸すが、エドマンドの密告によってゴネリルとリーガンに捕らえられ、両目をくりぬかれて荒野に放逐されてしまう。　父の難儀を知ったコーディーリアは、内乱状態のブリテンに上陸する。　父と娘に昔の熱い血が交流する。
しかし、それは束の間のことだった。　そして―――リアの前に悲惨きわまりない残酷な運命が立ちはだかる。

（解　説）
一晩の芝居を楽しみに来た人は、理不尽な運命の仕打ちに見て慄然とするにちがいない。　『リア王』とはそんな悲劇であると表現した批評家がいます。　人の愛、特に『リア王』では親子の愛の行き違いがモチーフになっています。　これはいつの時代でも同じであり、特に現代でも身近で大きなテーマです。　『リア王』は現代に生きている悲劇であり、シェイクスピアの四大悲劇の中で、現代の観客に最もわかりやすく感動していただける作品です。　今回は、俳優としての年輪を重ね、重厚さも増してきた平幹二朗がリアを演じます。　若手からベテランまで多彩な俳優が周りをかためます。　また、平２世の平岳大がエドマンド役で出演します。　ご期待ください。　　　（チラシより）　

《作》Ｗ・シェイクスピア 《訳》小田島 雄志 《演出》平 幹二朗
《出演》平 幹二朗、平　岳大、渕野 俊太、原　康義、新橋 耐子、一色 彩子 ほか。

●大垣演劇鑑賞会は会員制です。
観劇するには会員になる必要があります。

大垣演劇鑑賞会は、よい演劇をより多くの人で鑑賞しつづける為に、会費を出し合い、運営しており、年６回（ほぼ２ヶ月に１回）演劇公演を大垣市スイトピアセンターを中心に行っている非営利の演劇鑑賞団体です。
演劇をご覧になりたい方、演劇（芝居）が好きな（興味のある）方なら、老若男女を問わず、どなたでも入会できます。
３名以上のグループ（サークル）をつくるか、お知り合いのグループにご入会ください。
（お知り合いの会員がわからない場合、３名以上集まらない場合などは、事務局までご連絡ください。）
※演劇公演（例会）は、創作劇・翻訳劇・ミュージカルなど、一流の劇団によるバラェティに富んだラインナップで、地元・大垣で、お値打ちな料金（会費）で、継続的に観劇できるのが大きな魅力の一つです。

ぜひ、あなたも、一流の劇団による演劇文化に触れてみませんか？
この機会に、お友達も誘って、ぜひ、ご入会ください。
子育て中の奥様には、託児もご用意できますので、ご夫婦で仲良くご覧になれますよ！
（必ず、事前にご連絡ください。）

●会 費………（一般）月額２７００円、（中高校生）月額１５００円
●入会金……（一般・中高校生とも）３０００円

●２００２年〜０３年、これからの例会ラインナップのご紹介。
１１月例会．．．平成14年１１月１８日（月）青年劇場 公演 「菜の花らぷそでぃ」
　　　　　　　　１８：１５開演 大垣市スイトピアセンター文化ホールにて
原作／山下 惣一 脚本／高橋 正圀 演出／松波 喬介
出演／青木 力弥、上甲 まち子 ほか

2003年１月例会．．．平成15年１月３０日（木）無名塾 公演 『セールスマンの死』
　　　　　　　　　　１８：１５開演 スイトピアセンター文化ホールにて
作：アーサー・ミラー 訳：倉橋 健 演出：林 清人
出演：仲代 達矢、 ほか

2003年３月例会．．．平成15年３月２６日（水） 関西芸術座 公演 『遥かなる甲子園』 　
　　　　　　　　　　１８：１５開演 スイトピアセンター文化ホールにて
原作：戸部 良也 脚色：西岡 誠一 演出：鈴木 完一朗
出演：寺下 貞信、門田 裕、中井 佳代、水原 輝久 ほか

2003年５月例会．．．平成15年５月１９日（月） 劇団民藝 公演 『アンネの日記』
１８：１５開演 スイトピアセンター文化ホールにて
原作：アンネ・フランク 脚色：フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット 訳・演出：丹野 郁弓
出演：奈良岡 朋子、日色 ともゑ、花村 さやか、伊藤 孝雄 ほか

2003年７月例会．．．平成15年７月１２日（土） 劇団青年座 公演 『赤 シ ャ ツ』
１８：１５開演（予定） スイトピアセンター文化ホールにて
作：マキノ ノゾミ 演出：宮田 慶子
出演：横堀 悦夫、長谷川 稀世、大家 仁志、野々村 のん ほか

2003年９月例会．．．平成15年９月（上演日未定） 文学座 公演 『リチャード三世』
１８：１５開演（予定） スイトピアセンター文化ホール（予定）
作：Ｗ．シェイクスピア 演出：ロジャー・リース
出演：江守 徹 ほか

2003年１１月例会．．．平成15年１１月（上演日未定） 木山事務所 公演 『壁の中の妖精』
１８：１５開演（予定） スイトピアセンター文化ホール（予定）
原作：ロナルド・フレーザー 脚本・演出：福田 善之
出演：春風 ひとみ＋演奏者２名

●お申し込み、お問い合わせは．．．大垣演劇鑑賞会 （事務局）
大垣市御殿町１−３８ （原田ビル４Ｆ−１）
電話／ＦＡＸ．．．（０５８４）７５−１３１７
※例会場での入会受付は行っておりません。必ず、事前にご連絡ください

●お申し込み、お問い合わせは．．．大垣演劇鑑賞会 （事務局）
大垣市御殿町１−３８ （原田ビル４Ｆ−１）
電話／ＦＡＸ．．．（０５８４）７５−１３１７
※例会場での入会受付は行っておりません。必ず、事前にご連絡ください。

ヘンなおじさん