実行委員会のメンバーは、「大垣市2分の3成人式」の対象者と同じ1985年4月2日〜1986年4月1日に生まれた大垣市在住か出身、在勤など、大垣市に縁のある13人。大垣市の募集に応じた地元ケーブルテレビ会社員や金融機関職員、食品会社員、団体職員、自営業者など様々。今年2月4日に30歳の誕生日を迎える今津さん。大垣市生まれで大垣市育ち。子どもが小学校に通うようになってからは地域の行事にも参加しており、「広報おおがき」で実行委員を募集しているのを見て「面白そうだ。汗をかいてみよう」と友人3人を誘って応募したという。「我が家の家訓は『楽しく』。子どもたちにも楽しくやるとともに、嫌なこともやりきることを教えている」と言い、委員の互選で委員長職を引き受けた。
この実行委員会、大垣市の「30歳の代表による自主性や感性を活かすため」との考えから、当初は開催日も会場も内容も決まっていない、まさに「ゼロからのスタート」だった。今津さんたちは6月から毎月1回、仕事を終えてから集まり、意見を出し合いながらイベント内容を決めてきた。大詰めの会議となった昨年12月7日に大垣市多目的交流イベントハウスで開かれた実行委員会では、受付で渡す名札をどうするかやイベント内容の確認、会場で映す30年を振り返る映像などについて大垣市の担当者から説明を受けて論議。「映像では、世界や日本の動きも大事だが、地元のこともぜひ」などと活発に話し合った。
当日は午後5時に式典開始。続いて、立食パーティー形式の合同同窓会が開催される。▽独身男女を対象に出会いの場を提供する「婚活イベント」▽新たな仕事のつながりをつくる「ビジネス交流会」▽俳優・モデルの敦士さんを特別ゲストに招き、小川敏市長や地元で活躍する先輩、子育てママによるトークショーなどの「先輩からのメッセージ」▽市民活動や青年団体活動などを紹介する「30歳から始める活動紹介」などが計画されている。既婚女性も参加しやすいように無料託児所(要予約)も用意する。軽食やソフトドリンクが出るが、アルコールはなし。大垣駅から会場までのシャトルバスも出る。参加費無料。
今津さんは「実行委員には独身の人や、働いていた会社から独立して企業経営している人たちもいる。それらの人たちの意見を取り入れたイベント内容になっており、独身の人にとっては良い出会いを見つける場に、起業した人や営業をしている人にはビジネスチャンスの場にもなるのでは。子どものいる人は子ども連れで遊びにきてください。一緒に楽しみましょう」と話す。参加希望者は、15日午後5時までに、大垣市のホームページからか、市役所市民活動推進課窓口で配布の申込書に必要事項を記入して同課(〒503・8601、大垣市丸の内2の29、電話0584-47-7169、FAX81-7800)へ。
2016.01.03(子林 光和)