大垣地域ポータルサイト西美濃


□ひまわりからのQ&Aコーナー

Q:5歳になる男の子です。ことばの教室では「パニックを起こさせないように」と先生がおっしゃって集団から外れて好きな遊びをさせてもらっています。家でも好きなことをさせておけばご機嫌ですが、自分の気に入らないことがあると大声でわめき散らし、私をたたいたり蹴ったりして攻撃してきます。1年後には小学校になりますが本当にこれでいいのでしょうか?

A:お子さんに会っていないのでわかりませんが、お子さんはおそらく広汎性発達障がいと言われるような発達特性を持ったお子さんだと思います。「パニックをおこさせないように」ということは「好きなことをさせておく」ということと同義語ではありません。「お子さんがことばで何度言われても分からないお子さんであれば視覚的な手段を使ってみましょう」とか「見通しが立てられないならたてられるように手段を探しましょう」というのが「パニックを起こさせないように」ということであって、自分の好き勝手にしていたらお子さんはとんでもない暴君に育ってしまいます。5歳ということですから、すでに二次障害を引き起こしている状態なのかもしれません。この状態が続けばお子さんの力はますます増大してお母さんの力で抑えることは不可能になってくるでしょうし、社会に適応することは難しくなってきます。
 ご家庭の中でまず「終わり」ということを教えましょう。私たちの生活には必ず最初と最後があります。そういうメリハリをつけてあげないといけません。ことばの教室で好きなことをさせている先生は、将来お子さんが社会に適応できなくても何ら責任はとってくれないでしょう。むしろお母さんの育て方が悪いのだということになるかもしれません。発達特性のあるお子さんはそのように育てていかないといけないのです。「大きくなったらわかるから・・・」「いつか分かるから・・・」ということは残念ながら出来ません。覚えていくことが出来る力を持っていても教えてもらわないと出来ない子どもさんだからです。 
 お母さんをたたいたり蹴ったりすることはやってはいけないこと。お父さんにも協力してもらってお母さんをたたく手をまず止めましょう。言いたいことは口で言うこと、叩いてはいけないことを教え、口で言えたら褒めて認めていくことです。「お母さんが叩きたくなったらげんこつを作って3つ数えて!」でもいいのです。「うん、3つ我慢できた。偉い!」「今度は5つ叩かずに我慢できるかな?」とお子さんの出来たことをほめながら認められる行動へと導いていきましょう。その際、お子さんを「叩いたらこんなに痛いでしょう!!」と痛みを分からせようとすることはやめましょう。それは全く効果はありませんし、むしろ逆効果になります。

ひまわりからのメッセージトップ
トップページ
(C) 2009 GINET