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□ひまわりからのメッセージ

未来から過去へ 〜時の過ぎゆきの中で〜

 新しい年が明けました。
 今年も、子どもたちにとって、皆様にとって佳き一年となります様にと、祈っています。

 昨年、私は友人を何人も亡くし、教え子を亡くし、新年早々には義兄の急逝に遇いました。最近読んだものの中に、「死は生の終結ではなく、まず死があって、そこに到る生があると考えてはどうか……。」ということばがあって、そうだよなあと思いました。

 新年早々、八日には三重大学でコグトレの研修会があり、三月には国家資格となる心理師の講習会が五日間続き、いつまで私は走り続けるのだろうと考えることもありますが、絶対に万人に訪れる死というものが私にもあって、それに向かって生ある限り前を向いて歩んでいくことが私の人生ということになるのでしょうか……。

 「時」は未来からやって来て、一瞬に過去へと押し去っていきますが、現在という一瞬一瞬をどう生きるかは、人それぞれの人生観、価値観によって異なるわけですから、今年も自分に納得のできる現在の積み重ねをしていくしかないなあと思っているわけです。

 話は変わりますが、今年、短歌の綜合誌に戌年生まれの企画があって、私は、いつまでも「反骨の戌」でいたいという原稿を送りました。でも、やっぱりどこかで自分をごまかして、楽な道へと進んでいっているのではないでしょうか。

 福祉は金もうけの手段となって、本来の理念は失われつつあります。税金は湯水のごとく使われ、国や自治体の負債は増えていき、貧困は拡大していっているのに、私たちはその現実に対して、いつまで目をつむっていくのでしょうか……。子どもたちが育つ環境のこと、家族のあり方など、私たちは、今、真剣に考えていかなければならないのではないでしょうか。子どもたちの将来の幸せを奪っていくのは、私たち祖父母世代や親世代かもしれません。自分の楽しみだけに目を奪われずに大人としての責任と義務を果たしていきたいものです。

 かく言う私に対しても、「中野、もっとしっかりせよ!」と思われる時には、是非、苦言を呈していただきたいと思います。皆様からの相談にも応えられない身を恥じつつ新年のスタートです。
2018.1.15 発行

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