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□ひまわりからのメッセージ

子どもたちの 未来のために 今、できることは?

 先日、チベット仏教の法王で、インドに亡命中のダライラマ十四世が岐阜を訪れたことを新聞で知り、数年前にチベットを旅したことを思い起こしました。

 動乱の前年でしたから、チベットは平穏で、十四世の生家の周りは静かな田園風景が広がり、菜の花が咲きみだれ、緑と黄の鮮やかなコントラストに目を奪われました。生家を守るダライラマの甥は、親切に家中を案内して下さったのでしたが、あの動乱の後、どうなさっているのでしょうか。もはや、この世の人ではないのかもしれません。

 チベット仏教の中心でもあり、政治の中心でもあったラサ市のポタラ宮では、なかなか入場が許されず、一日待って、ようやく中に入りました。そして、順に並んで祈りを捧げる人群れの中で、ラマ僧が何故か私の頭に手を置き、しばし祈ってくださいました。

 そんな旅の日々を思い出しながら、今、あちこちで起きているテロや民族間の対立、IS国の脅威など、世界規模の戦争へと向かっていく足音が聞こえてくるような気がしています。

 日本の子どもたちは、一見豊かな生活を送っているように見え、この平和がずっと続いていくように思っていることでしょう。けれども貧富の差は次第に大きくなっていくでしょうし、文化的な生活の中で私たちが失っていくものも大きいように思います。

 人が生きるとはどういうことなのか。子どもたちに安全なレールの上を歩いていくことを教えていくのか、子どもたち自身に考える力をつけていくのか。子どもたちの未来は、大人の私たちの生き方や考え方によって大きく変わっていくのではないでしょうか……。自問自答の日々です。
2015.4.13 発行

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