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□ひまわりからのメッセージ

心の鏡

 1月2日、NHKの「プレシャスブルー」という番組を見ました。これは、二木あいさんというダイバーがカリブ海で素潜りし、マッコウクジラと出会い、心を寄せ合っていく様子を映したものです。とても警戒心が強いクジラだそうですが、母クジラの後にかくれていた子クジラが母から離れて二木さんに近づいてくる様子は感動的でした。二木さんは、「この子は私の心の鏡」と言っていましたが、相手が警戒心を解いていくためには、こちらの心の動きが鍵になるということでしょう。

 動物とのかかわりの中で心を通わせることはよく聞くことですが、私はいつも、何故人間同士が心を通わせることが難しいのだろうと思うのです。私は、人間はことばをもつが故に難しいのかもしれないと思ったりするのです。本当はかかわって欲しいのに暴言を吐く子どもたちや、「困った時は困ったと言えばいいよ。」と言われても、何も言えない子どもたち。そして本当は子どものことを心配しているのに思い通りにならない子どもに苛立ち、拒否的にふるまってしまう大人など、どうしてこんなに不器用なのかと思うことが多々あります。

 暴言に対して特別支援教育ネット代表の小栗先生は、「また、そんな心にもないことを言って・・・と対応して下さい。」と言われますが、それは、「あなたの気持ちはわかってるよ。」という寄り添いのことばなのではないでしょうか。

 子どもたちに、教育的な訓示的なことばを出すよりも、その前に(私はあなたに寄り添っているからね、あせらなくても、怖れなくてもいいのだから・・・)という心が 私達には必要なのではないでしょうか。カリブ海をクジラと並んで泳ぐ二木さんを観ながら、そんなことを思いました。
2015.1.13 発行

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