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□ひまわりからのメッセージ

遊びを共有する中で育ってくる人とのかかわり

 先日、子育て総合支援センターの子育て講座で一〜三歳のお子さんとお母さん向けに遊びを提供してきました。

 幼児期の子どもたちにとって遊びは生活そのものです。遊びの中で子どもたちは自分の体を知り、一つ一つ発達課題を乗り越えていきます。同年令の子とやりとりし、ことばで表現し、ある時は自己主張し、ある時は相手にゆずり、社会性を身につけていきます。けれども、最近は昔に比べると、遊んでいない子が増えたと感じます。ゲームやスマホで遊んでも、それは機器と一対一の関係でしかありません。人と共有の世界を作って遊ぶ、集団でルールを作って遊ぶということが、だんだんと減ってきていると思うのです。小学生が校長室に「先生、遊んで。」と言いに来るという話をして下さった校長先生が「幼児期に遊んでない子が多いんだね。」とおっしゃっていましたが子どもと遊べない大人が増えているのも事実でしょう。

 私の孫は、野球が好きで野球のことしか興味がありませんでした。遊びといえばキャッチボールでした。ところが、ある雨の日、ふと「トランプでもしようか。」ということになりました。私の小さい時は、お正月に友だちと百人一首やトランプなどでよく遊んだものでしたが、孫たちがそんな遊びをする場面を見たことがありませんでした。その日から、娘一家と一緒に食事をする時は、家族でトランプをすることが多くなり、同じ時間、同じ空間を共有することがふえました。今まで忙しさを理由に遊んでやっていなかったなあと反省したのは私でした。子どもたちは遊びに飢えているのかもしれません。人と人とのかかわりを拒んでいるのは、私たち大人なのかもしれません……。
2014.4.14 発行

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