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□ひまわりからのメッセージ

自分のことは自分で…

 お母さん方の悩み相談を聞いたり、子どもたちの姿を見ていると、お母さんの心配はわかるけれども、もう少し見守ってあげたらと思うことがあります。何もかも手放してしまうのも問題ですが、手を出しすぎやかまいすぎも、かえって自立を妨げていくのではないかと思うのです。

 遠い昔、父が旧伯爵家の長男のことを話してくれたことがあります。仕事の関係で、そのお屋敷に伺った時、その家の長男の少年が自分のシャツにアイロンをかけているのを見かけたそうです。「お手伝いさんも大勢いらっしゃるのに、なぜご自分で…?」と たずねると「お手伝いさんは、家の仕事をしてもらうために雇っているのです。私のためではありませんから、自分のことを自分でするのは当然です。」と答えたといいます。一族に財力や権力があって、その権力の傘の下で、子や孫までもがまるで自分の力であるかのようにふるまい、それにへつらう人が居るのは世の常ですから、父の心の中にその少年の姿は深く刻まれたのでしょう。

 私たちは誰もが自分の子どもがかわいい、何でもしてやりたい、将来を安穏無事に過ごさせたいと思うものだと思います。でも、やり方を一つまちがえば、子どもを傲慢にさせたり、何でも誰かがやってくれるからと、他力に頼ったりする心の有りようにつながっていくのではないかと思うのです。

 自分のことは自分で、そして自分の行動には自分で責任をもてる子に育てていきたいものだと思います。「自分は悪くない!」「お母さんが悪い!」「友だちがいじめる!」「先生が悪い!」生きづらさをもつ子どもたちのSOSを受け止めつつ、自分自身を振り返ることのできる子になって欲しい。年頭の願いでもあります。
2014.1.14 発行

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