本文へジャンプ
TOP > 文教協会の活動目次 > 4.海外研修 > 平成26年度 4.海外研修

文教協会の活動

4.海外研修


海外語学研修
☆研修の目的
  1. 英語によるコミュニケーション能力の育成
  2. 視野を広め、国際性豊かな教職員の育成
  3. 国際交流
  4. 英語授業や国際理解教育の授業の改善

平成26年度の研修
期日 平成26年7月26日(土)〜8月4日(月) 10日間
行程表 : PDF
参加者 教職員 6名
行き先 アメリカ合衆国 サンフランシスコ・バークレー
主な研修内容 ■語学研修
  1. LSIバークレー校での英語レッスン、児童英語の指導方法、
    アクティビティ
  2. ホームステイでのホストファミリーとの交流
  3. カリフォルニア大学構内見学、サマーキャンプに参加
■バークレー・サンフランシスコ視察
  1. 市内視察
  2. 公共交通機関の利用方法
  3. 自然・文化・歴史・芸術の理解

サンフランシスコ語学研修記録

平成26年度7月26日(土)〜7月31日(木)のレポート

<1日目:7月26日(土)>

 アメリカで語学や文化を学ぶ機会をいただき、希望と不安を感じながら日本を出発した。成田空港から約10時間でアメリカ合衆国、サンフランシスコに到着した。
 専用車に乗り、早速市内の観光をした。港町のフィッシャーマンズワーフはたくさんの人がおり、どの人も目が会うとほほえんだり、挨拶をしてくれたりした。到着が昼を大分過ぎたころだったが、日本と違いカラッとした天候で、涼しく過ごしやすく感じた。レストランで少し遅い昼食を食べたが、とても量が多かった。
 夕方頃サンフランシスコで有名なゴールデンゲートブリッジに到着した。サンフランシスコは海の水温と気温の温度差で朝夕に霧が発生しやすく、この日も日が暮れかけるとすぐに霧が発生した。肌寒く感じたが、ゴールデンゲートブリッジは運良くきれいに見ることができた。下から見たゴールデンゲートブリッジの迫力は圧巻だった。
 観光の後、予定より1時間ほど遅れてホストファミリーと対面した。それぞれ緊張しながらも、自己紹介やお土産を渡すなどして、コミュニケーションを取りながらホームスティ生活をスタートさせた。


<2日目:7月27日(日)>

 2日目は日曜日のため、それぞれのホストファミリーと共に過ごした。月曜日からは授業が始まり、各自でバスや地下鉄などに乗りながら一人で移動しなければならないため、学校への行き方を確認させてもらえるようお願いをした。
 あるホストファミリーでは、平日仕事で料理の時間が多くとれないため、午前中を使って料理を作りだめしていた。ホストファザーがサバを使った料理やエビやオクラなどの野菜を煮込んだ料理を作っていて、とてもおいしそうだったし、健康に気を遣っているのだな、と感じた。サバは英語で「Mackerel(マーカロゥ)」と言うことを教えてもらうなどして、親睦を深めていった。
 午後からは、ホストマザーの車に乗せてもらい、バス停や学校の周辺をドライブしてもらった。その後、ホストファミリーとベイブリッジ近くの大きなショッピングモールに連れて行ってもらい、昼食を食べた。食後は周りを散策し、ホストマザーの好きな服やブランドの話をするなどして会話に花を咲かせた。ショッピングモールはとても広く、たくさんの人がいた。昼食もその中にあるレストランで食べたのだが、一つ一つのサイズが日本よりも大きめだった。ホストファミリーにとっても大きいようで、半分こにして食べた。
 夜はバスの時刻表を再確認して、早く起きられるようシャワーを早めに浴びて就寝した。家のシャワーにはホース部分がなく、動かせなかったのでシャワーを浴びるのにも文化の違いを感じた。
 他にも散歩をしたり、ホームメイトと会話をしたりと各自様々に過ごしたが、出会って間もない私たちに優しく接してくれ、とても楽しい一日を過ごすことができた。


<3日目:7月28日(月)>

 この日から午前中語学学校での授業を受ける。各自バスや地下鉄に乗り、地図を見たり人に聞いたりしてなんとか時間前に集合することができた。講師の先生はアメリカ人の女性で両親がアフガニスタン出身のため、自身も一年間、アフガニスタンの大学で教鞭をとったという方だった。テストの後、各自名前や自分の家族や仕事、この語学研修での目的について一人一人自己紹介をしていった。先生は一人一人の話にうなずき、質問をしたり、よりよい言い方に言い換えたりしながら興味深そうに話を聞いてくれた。この姿勢が異文化コミュニケーションをとろうとする上で大切なのだと感じた。
 午後はバークレーの町並みを散策しながらいろんなお店を見て回った。特に文化の違いを感じたのがスーパーマーケットだった。この日は3件のスーパーマーケットに入ったが、シリアルや牛乳・チーズ、ハム・生肉のコーナーが日本よりも広かった。日本ではあまりみかけることのない野菜などの商品もあり、逆に醤油や味噌、カップラーメンや海苔などの日本商品も多く並んでおり、日本の食文化がアメリカでも受け入られていることに嬉しさを感じた。


<4日目:7月29日(火)>

 語学学校2日目。昨日はテストだったため、本格的な授業は本日から始まった。まず、ワークシートを使って、文法の復習をした。自身が学生の時に学んだことを思い出しながら、英語で書かれたワークシートに取り組んだ。その後、英語を子どもに教える際に気を付けたいことや大切にしたいことなどを学んだ。たとえば「動詞」について子どもに教える時には「その人や物の動きを表す品詞である」ということを、たくさんの例文を示して教えると子どもには分かりやすいということや、子どもに言葉を教えるときは、1週間の計画を立て、毎日その計画に沿って段階的に進めることが大切だということを学んだ。
 午後は、語学学校から歩いて15分くらいのところにある、カリフォルニア大学バークレー校のキャンパスツアーに出かけた。敷地がとても広く、敷地内には図書館が20以上もあると聞き、驚いた。校舎も様々な様式で建てられており、見ていて面白かった。また、敷地内にある大きな時計台には登ることができ、その上から見たバークレーの景色は大変美しかった。


<5日目:7月30日(水)>

 ホストファミリーと朝食をとり、バスで学校に向かった。始めは乗るのに緊張していたバスにも少し慣れ、スムーズに学校まで登校することができるようになってきた。
 この日も前日と同じように、ワークシートで文法の復習に取り組み、その後先生から大切なポイントを教わるという形式の授業であった。この日は、1時間の授業の計画を立てるときに大切にしたいことについて学んだ。「その日の目標(課題)を授業の始めに子どもに伝えること」や「個人で取り組むこととグループ(複数)で取り組む時間を確保すること」などが大切だという話を聞き、日本でもアメリカでも、授業の際に大切にしたいことというのは同じなのだということを知った。だからこそ、1時間ごとの授業を大事にして授業をしていかなければいけないということも改めて感じた。
 午後からはサマーキャンプに行き、そこに参加している十数名の子どもたちと交流をした。幼稚園から小学1年生くらいの子がほとんどで、うまくコミュニケーションがとれるかどうか不安だった。しかし、簡単な英語で説明をしながら一緒に書道や折り紙の体験をして、最後にはとても仲良くなることができた。子どもたちの笑顔をたくさん見ることができ、うれしかった。


<6日目:7月31日(木)>

 語学学校へ通うのも4日目になり、入り口で事務の人にあいさつをしたり、他の学生とあいさつをしたりするなど、学校に少し慣れてきた感じがする。先生の話す英語も以前に比べると理解できるようになり、アメリカで生活していることが効果として表れたのかなと、うれしく思いながら午前中の授業に臨んだ。この日は、ワークシートをどんどん進め、分からないところを先生が解説してくださるという授業だった。ワークシートを進める中で、先生が「どちらでも正解です(通じますよ)。」という答えがいくつも出てきた。正しい文法を学ぶことはもちろん大切であるが、そのことにとらわれすぎて、コミュニケーションをとることをためらっていてはいけないなということを知った。
 午後からは、サンフランシスコで有名な乗り物「ケーブルカー」に乗って、サンフランシスコ市内を移動した。風を受けて市内を走るのは、とても気持ちがよかった。その後バスに乗りかえて、これもまた有名なゴールデンゲートパークへ散策に行った。いろいろな花が咲いていたのがとても美しく、また、公園の一画にある日本庭園のコーナーは、多くの観光客でにぎわっていた。公園を見た後はデパートに行って買い物を楽しんだ。短い時間ではあったが、サンフランシスコの中心街のにぎわいを味わうことができてよかった。




平成26年度8月1日(金)〜8月2日(土)のレポート

<7日目:8月1日(金)>

 ホームステイも終わりを迎え、今朝はホストファミリーが学校まで送迎してくれた。5日間という短い期間に経験した、ホストファミリーとの会話、作ってくれた食事、一緒にテレビ番組を見たことなど、何でもない日常生活のようすが思い出され、一気に寂しさがこみ上げてきた。もっと居たいという思いもあったが、感謝の気持ちを伝え、ハグしてお別れした。
 語学学校最終日は、自らの英語スキルを磨くため、先生が準備してくれた文法の問題を時間いっぱい解いて学んだ。表現方法では、日本とアメリカの感覚の違いを感じることもあったが、分からないままで帰らないように、たくさん質問した。それから、ボディパーツやアニマルの名前など、小学生も覚えておきたい単語を教わった。授業後は、学校のスタッフの方から卒業証書をもらい、最後にみんなで記念撮影をして学校を後にした。
 語学学校から宿泊先のホテルまでは、荷物もあるためBARTで移動したほうが便利だということになり、空港までBARTで、空港からホテル直行のシャトルバスで移動した。新たなチャレンジだったが、お互いに助け合い、無事にホテルのあるサンフランシスコに移動することができた。


<8日目:8月2日(土)>

 事前に申し込んでいたオプショナルツアーで丸1日出かけた。目的地は、世界遺産にも登録されているアメリカ三大国立公園の一つ、ヨセミテ国立公園。氷河の浸食でできた岩峰、1000メートルの垂直にそびえ立つエルキャピタン、ブライダルヴェール滝などの大自然の雄大さと優美さを感じることができる場所だ。水不足のため、滝の水の流れが弱まっていたが、日本では見られないスケールの大きさを体感し、自然を満喫することができた。また、園内の施設ではヨセミテの水を飲むことができた。サンフランシスコにも水を供給しているヨセミテの水はとても冷たくおいしかった。Black bearに出会うことはできなかったが、ChickareeというリスやBlue jayという青い鳥、大きなRedwood treeを見ることができた。
 集合場所まで帰ってくると、少しサンフランシスコの夜の街を散策し、買い物をしたり、街の様子を写真に収めたりした。ライトアップされた街も美しかった。ホテルまで戻ると、夕飯を食べにホテル隣接のお店へ。アメリカでの最後の夕食は、アメリカンサイズのおいしいディナーをみんなで楽しく語り合いながらいただいた。あまりの盛り上がりにウェイターにファミリーに間違えられるという出来事もあり、よい思い出ができた。
 翌日、荷物をまとめ空港へ。多くの人に出会い、多くのものを五感で感じ、刺激をたくさん受けた、実りの多い研修となった。この貴重な経験で学んだこと、感じたことを子どもたちに還元し、これからの教育に生かしていきたい。



平成25年度